主要通貨の特徴:米ドル(USD)
米ドルは現在の基軸通貨、つまり、世界経済で最も利用されている通貨となっています。
アメリカ国内の通貨としてだけでなく、国際通貨としての機能を果たしており、国際的にも信頼性のある通貨です。
アメリカは世界第1位の経済大国であり、世界の経済を牽引しています。
つまり、アメリカの経済によって、世界の経済が左右されていると言っても過言ではありません。
アメリカ国内の景気がよい時は、ドルが買われる「ドル高」の傾向になります。
一方、景気が傾き、失業者増加といったような場合には「ドル安」になるのです。
しかし、為替の世界では、「景気」よりも「政策」の動向によって左右されることがあります。
景気がよい時でも、強制的に為替介入がされると大きなインパクトがあるからです。
例えば、1985年に「プラザ合意」でドル売り協調介入が決定されたことで、一気にドル安が進み、日本はバブル経済を経験しました。
このように政策は世界経済の動向を見極める上で、重要な要素と言えます。
2001年9月11日の同時多発テロ以降は、戦争やテロが起きた場合、不安材料としてドルが売られる傾向になっています。
現在のアメリカは、財政面と貿易面で赤字が拡大しているため、時によってはドル下落の要因となっています。
なお、2005年に行われた利上げによって、米ドルは高金利通貨となりました。
FX取引を行う上では、トレンドが読みやすく、政治や経済の情報が入手しやすいこともあり、初心者に向いている通貨です。
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