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カナダは、地理的にアメリカに近いこともあり、加ドルは米ドルに近い値動きをします。

また、カナダは、原油をはじめ、天然ガス、木材などが採れる資源国です。

そのためコモディティ市場（先物で取引される農産物や、工業材料、エネルギー物質などの市場）が値上がりした場合、加ドルが高くなる傾向にあります。

一方、カナダの経済は長年にわたり、経常黒字、貿易黒字を出し続けています。

その安定性も、加ドルの安定した動向につながっているものと思われます。



最近、加ドルは高金利通貨となってきています。
したがって、為替の世界でも高金利通貨として活用するようになりつつあります。



加ドルの特徴は、為替レートの変動性が比較的少ない、ということです。
これが「優等生通貨」といわれるゆえんです。

アメリカの経済指標に反応することはありますが、政治情勢に左右されることはなく、あくまで経済動向に影響されます。
その意味で安定した通貨と言えます。



ちなみに、2007年9月20日、米ドルと加ドルが同じレートになりました。
これは約30年ぶりの出来事となりました。
それだけ加ドルの安定性があるということでしょう。



FX取引では、為替レートの変動性が少ないことから、短期では利益を出しにくいものの、低金利通貨とペアで長期での投資で差益を出すことが可能です。