FXコラム:確定申告(納税)について
FXで稼いだお金は「収入」と見なされます。
ということは、当然税金も発生するということです。
近年、FXで稼ぐ人が爆発的に増えてきました。
そして、その中には納税をしていない人も多数存在するようです。
国税庁の発表によると、2006年6月〜2007年6月の1年間で行われた個人に対する税務調査により、FXでの所得の申告漏れ総額が224億円にものぼるとのこと。
FX業者の大半は、顧客の損益記録を税務署に提出する義務がないため、利用者の存在を把握しにくい、というのが、こういった巨額の脱税の温床となっているようです。
もしかしたら、「FXで稼いだお金には税金がかからない」と誤解している人もいるのかもしれませんが、ほとんどの人は意図的に脱税をしています。
バレないだろう、とタカをくくって・・・・・
正直な話、先ほどの国税庁が発表した数字からもわかる通り、バレずに脱税を続けながら巨額を稼いでいる人もたくさんいます。
しかしその反面、しっかりと見つかり、シャレにならないような追徴課税をされている人も存在するのです。
納税は国民の義務。
多少納得がいかなくとも、この国で暮らす以上、払っていかなければなりません。
国の無駄遣いの為に真面目に払うのはバカらしいと思ったり、稼いだお金が単純に減るのが嫌だったりと、いろいろ思いはあるでしょうが、ここは割り切ってしっかりと納税してください。
税金は、7年間は納める義務があります。
7年もの間、ハラハラしながら生きなければならないのは嫌ですよね?
ここは、スパっと払ってすっきりしてしまいましょう。
それでは、実際にどのように課税されるのかについて解説します。
FXで得た利益は雑所得と見なされます。
よって、サラリーマンの場合は利益が20万円を超えると、専業主婦など、特に収入がない場合は38万円を超えると、確定申告の義務が発生します。
ちなみにここで言う「利益」とは、決済して確定したプラス額のことです。
よって、売りや買いのポジションを保有している間は、どんなにプラスになっていようとまだ確定していないので、課税対象にはなりません。
課税対象はあくまで、1月1日から12月31日までに「確定した」利益となります。
そして、ここからは一般の確定申告と同じです。
確定した利益額から、経費や控除額を引いていき、正確な課税対象額を割り出します。
このあたりの詳しい手順は、税理士に質問、または依頼をしたり、税務署のホームページ等で確認したりして対応してください。
税金うんぬんと聞くと一見面倒くさそうですが、税金を払うのは勝った場合のみですので、嬉しい悩みとも言えるでしょう。
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