FXの成り立ち
ここ数年、
「FX(Foreign Exchange:外国為替証拠金取引)」市場が活気づいており、専業トレーダーだけでなく、主婦や会社員といった一般の人々でも、自分の空いた時間を利用して取引するということが当たり前のようになってきました。
FX取引で稼ぎ、4億円もの所得を隠していた主婦のニュースが大々的に報じられたこともあってか、FXの知名度は徐々に上がっています。
FXは、
通貨証拠金取引、または
外国為替保証金取引とも言われ、少額の証拠金(=
顧客がFX口座へ入金するお金)で、世界中の通貨同士を売買しながら「ある国の通貨の値段と、違う国の通貨の値段の差額で儲ける」という仕組みを持つ金融商品です。
具体的には、
「円高ドル安」の時にドルを買い、「円安ドル高」の時にドルを売る、という具合に。
安く買ったものを高く売って得られるこの差額が、FX取引での利益となるわけです。(詳しくは「
FXとは?」にて)
日本では1998年(平成10年)に
外国為替及び外国貿易法が改正され、ダイワフューチャーズ(
現・ひまわり証券)をはじめとする金融機関などがFXの取り扱いを開始しました。
さらに、ブロードバンドの普及に伴って
オンライン取引が一般化しはじめたことにより、市場が一般の人たちへと急速に拡大しています。
FXの特徴
FXは、世界中の通貨をターゲットとするため、平日ならば
24時間取引が行われています。
したがって、
株式投資などのように時間の拘束がなく、インターネット環境があればいつでも取引が可能です。
また、取引する際のツールも簡単な作りになっていて、非常に使い勝手が良いことから、
FX初心者の方でも気軽にFX取引を開始することができます。
さらに、小額の投資額でも大きな利益を得ることができること(
レバレッジ取引)や、
外貨預金と比較すると手数料が約1/10で済むことなど、他の金融商品にはないメリットがFXには多数存在します。
FXが資産運用として重宝される理由
年金の破綻が騒がれている昨今、今後は自分の資産は自分で守っていかなければならない、という時代に突入する可能性が高くなってきました。
FX取引のような技能を身に付けておき、将来の生活の安定を図る、ということを真剣に考え出した人が増えたこともあって、FXという存在が脚光を浴び出しています。
もちろん、FX取引にもリスクがあることは確かですが、それを言い出したらキリがありません。
世の中、どんなことにもリスクが付きまとうのですから。
普通にサラリーマンをしていても、「事故に遭う」「病気になる」「リストラされる」などのリスクがあり、とても安全とは言えません。
その点FXは、他の金融商品と比べてリスクが低い金融商品です。
適当にやって資産を増やせる、などということはないですが、正しい知識を持ち、正しいトレードを行えば、高確率でプラスにできます。
そして、資産を何倍にも増やそうとするのではなく、年金程度の額を稼ごうとするのならば、さらに低リスクな運用をすることも可能となります。
これらのことについての詳細は、ページ左上にあるメニューの「
初心者向けFX入門」にて解説していきます。